ただのトリテじゃないOFFICINALIS ルールも解説

2020年5月10日

OFFICINALIS (オフィシナリス、オフィキナリス)で遊んだけど、一部わかりづらかったルールを補足します

ゲーム自体は切り札※3スートのあるマストフォロー※2のトリックテイキング※1になるのでさほど難しくないのですが、、

※1:トリックテイキング
札を配り終わったら、札が無くなるまでトリックと呼ばれるミニゲームを繰り返し、各ミニゲーム毎に勝者を決める。勝った(テイクした)トリックの数が最も多い人がゲームの勝者になる。

各トリックの手順は以下を行う。
まず定められた1人が任意のカードを1枚、場に表向きに出す(カードをリードする という)。そしてその後左周りに順々に、1人1枚ずつ札を出していく。
全員が一人ずつ札を出し終わったら、そのトリックは終了である。リードされたスートと同じスートの札(すなわち、リードした札もしくはフォローした札)の中で最もランクが高い札を出した人がそのトリックの勝者になる。
トリックの勝者が次のトリックでカードをリードする。

※2:マストフォロー
カードを出す際、
・リードされたスート(=マーク)と同じスートの札があれば、その中から1枚任意に選んで表向きに出す(フォローするという)。
・そのような札が無ければ、任意の1枚を表向きに出す(ディスカードするという)。
フォローできるのにフォローしないのは反則になるので注意すること。

※3:切り札のあるルール
多くのトリックテイキングゲームでは、事前に切り札スートと呼ばれているスートが決まっていて、切り札スートの札(切り札)は他のスートのカードよりも強い。切り札スートの決め方は遊戯毎に異なる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0

「芳香属」という特殊カード

このゲームにある「芳香属」という特殊カードの扱いが説明書や動画になく、どのタイミングでプレイしたらいいのか?マストフォーローの関係は?全然わからなかったので、さっそくBGGQ&Aを翻訳して記載します。

この芳香属(特殊カード)の扱い方を理解するだけで、ただのトリックテイキングにはないゲーム性を産み出しすごく戦略性の高いものになりました。

https://boardgamegeek.com/boardgame/263426/officinalis

Q : 「芳香属」特殊カードをどのようにプレイすればいいですか?

A : 「芳香属」特殊カードは常にフォローの一部として考えてください。自分のターンで好きな時にプレイすることができます、その際他のフォローカードで出された「価値(数字)」で勝者を決めます。ただ切り札が場に出された場合は、切り札の方が価値が高くなります。

Q : 「芳香属」特殊カードで始めるとどうなりますか?フォローのマークは誰が選ぶのですか?

A : プレイヤーが「芳香属」特殊カードで始めるとき、そのプレイヤー自身がフォローのマークを選びます。次のプレイヤーは、求められたマークをプレイしなければなりません。

Q : フォローカードと「芳香属」特殊カードが同じ「価値(数字)」になった場合はどうなりますか?

A : フォローカードがフォールドに勝ちます。「芳香属」特殊カードの能力がある場合その能力を処理して勝敗を比べます。

Q : 「Salva Maria」カードは22点と20点のどちらにカウントされますか?

A : 点(ポイント)を数えるとき、このカードは20点(ポイント)の値を持ちますが、2はそれがプレイされるフォールドでのみ使用されます。「Mortifera」カードも同様です。

Q:「Bellflower」のカードの変異パワーを選んだ場合、それがプレイされたフォールドにも適用されますか?

A:はい、「Bellflower」が関与しているフォールドと、それ以降のフォールドすべてに適用されます。

Q:Paracelsusがプレイされると、具体的にはどうなるのですか?

A : Paracelsusがプレイされると、ファミリーカード、スペシャルカード、トランプはすべて、価値のある5枚の「ニュートラル」なカードに変わります。パラケルススは価値のある6枚のカードなので、フォールドを勝ちます。トランプカードよりも強いです。
Paracelsusが負けるのは、《Maisonus Officinalis》および/または《Bellflower with Evolution power》がプレイされたときだけです。この場合、Paracelsusのパワーは無視され、すべてのカードの値はカードに印刷されている値のままである。
他のすべてのケースでは、特殊カードのパワーは無視され、その値は5になります(つまり、Mortiferaは-20点(ポイント)ではなく+5点(ポイント)を与えます)。したがって、カードのファミリアは抑制されない→ピッカーは関与する5の値を2倍にします。

Q : -3のフォローカードのピッカーとAsphodelのカードを持っている場合、-3の値は4倍(x2 x2)になりますか、それとも3倍(-3 -3)になりますか?

A : 両方とも値を倍にしていますが、「それぞれがカードの元の値を倍にする」という意味で、他のカードの倍にした結果ではありません。つまり、-3 の値のカードは自然に-3 点(ポイント)を与え、ピッカーはさらに-3 点(ポイント)、アスフォデルはさらに-3点(ポイント)、合計で-9点(ポイント)を与えます。

最終得点計算について

取得したカードをもとに計算します。

カード自体の点数

カードの隅に書かれた点(ポイント)を合計する

https://www.kickstarter.com/projects/1886721229/officinalis-card-game-with-medicinal-plants?ref=discovery

採集家カードボーナス

採集家カードに関係する科の各カードの点(ポイント)を2倍にします。
採集家カードはゲームの最初に各プレイヤーに1枚配られて、最後にボーナス得点につながりますのでみんなには秘密裏に持っておきます。

https://boardgamegeek.com/boardgame/263426/officinalis

薬の調合

いくつかのカードには薬の調合に使用するシンボルが1つから複数持っています。プレイ人数によって集める枚数(2−3人で2枚、4−6人で3枚)は変わりますが、調合したプレイヤーは30点(ポイント)のボーナスを獲得し、追加で一枚増やすごとに10点(ポイント)を生み出します。

https://www.kickstarter.com/projects/1886721229/officinalis-card-game-with-medicinal-plants?ref=discovery

芳香属(特殊カード)のボーナス

最終得点計算にボーナス、ペナルティを与えるものが数枚あります
[例]lady’s mantel:ラウンド終了時に獲得した驚異植物(10点(ポイント))の価値を2倍にします

https://boardgamegeek.com/boardgame/263426/officinalis

これらを合計して点数の高いプレイヤーの勝ち。